野鳥観察

 

今まで見た野鳥の種類

国内のみ326種類/国内・海外約600種類 2003年1月1日現在

好きな鳥

フクロウ ural owl

沖縄2題(干潟干拓/マングース)

平成13年5月14日

1.干潟干拓
 ゴールデンウィークに沖縄へ行って来ました。
今回鳥情報は全く仕入れずに行きました。
ついた途端にクロツラヘラサギ2羽を発見。
世界で数百羽しかいない鳥が目の前に2羽も現れるなんてと目を疑い、苦労して対岸に車を停めてみると、なんと4羽
もいました。
そこからカメラを担いで橋を渡り意外と近い距離で撮影に成功、さらに、そこにいた地元のバーダーから与根というところに池がありそこにクロツラがいて至近距離で撮れるというのです。
早速予定を変更していって見ました。
与根は那覇から少し南の下がったところでした。
その池というのは一色塩田跡を小さくしたような所です。
そこにセイタカシギ12羽、アオアシシギ15羽、キアシシギ6羽、サルハマシギの夏羽根1羽がいました。
クロツラはその日はいませんでした。
ここの環境は、付近の海は埋め立ての真っ最中で、本来ならその場所に大きな干潟が広がりシギ、チドリでいっぱいになっているのではないかと思われました。
こんな大きな道路際の池にしかシギ、チドリの入る場所がないとは寂しい限りです。
そこにいた地元のバーダーによるとここも埋め立ての話があったのを何とかくい止めているのだそうです。

2.マングース
 金武というところにムナグロ1800羽が入っていたという話を聞きました。
早速行ってみました。
そこの環境は立田村の蓮田に似ています。
クワイでしょうか?里芋みたいな葉っぱの植物が水を張った田圃で栽培されていました。
ただ水を張っただけの所もありそこにアオアシシギ、キアシシギ等が10羽、20羽と入っていました。
ムナグロは飛び去った後なのか全体で3羽しか見ませんでした。
車をゆっくり走らせながら観察していると道にバンが出ています。
田圃の方をにらんでいます。
何だろう?とよく見るとマングースでした。
バンは子育ての時期です。
子どもは?と探してみましたがいません。
食べられてしまったのでしょうか?
バンは諦めて飛び去りました。
マングースはハブ対策に外国から導入しましたが、増え過ぎてしまい、ヤンバルクイナを絶滅に危機に追い込んでいるといわれています。
私は当然山に中にいるものと思っていましたが、こんな所にもいっぱいいるのだそうです。
マングースは泳ぐこともでき、バンなどの雛を食べてしまうということです。
人間の浅知恵が招いた悲劇を目の当たりに見てしまいました。
全島に広がって生息するマングースを駆逐することは不可能だと思われ惨憺たる気分にさせられました。