野鳥観察

 

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国内のみ326種類/国内・海外約600種類 2003年1月1日現在

好きな鳥

フクロウ ural owl

NHK生き物地球紀行

平成13年1月29日

最近次のようなメールが届きました。
生き物地球紀行は私の好きな番組です。
でもこれが本当なら(多分本当ですが)残念です。

1/15(月)NHK生き物地球紀行は「セイタカシギ」の特集です。
主に千葉県富津市で取材した様子が放映される予定です。
セイタカシギについては見ていただければわかると思いますが、この取材中にあった出来事を考慮して見ていただければと思います。
この取材はI学園のKさんを中心に取材したそうです。
彼らは繁殖期にもかかわらず、営巣場所に近づき、ほとんどの番いが営巣を放棄してしまうという事態を引き起こしました。
それにもかかわらず取材を続行し、その後一部のセイタカシギが戻ってきてからも営巣場所にカメラを取り付けるなど尋常とは思えない撮影を繰り返しました。
研究目的とは言えあまりにもやりすぎです。
野鳥の会としては当然抗議をしましたが、営巣を放棄した原因は近くで工事を行ったから、タヌキ、大潮の影響などと責任を転嫁しています。
(それが原因なら毎年放棄している)
セイタカシギは20年前頃から日本での繁殖が確認され、現在千葉県近郊でも繁殖しています。
千葉県近郊では葛西臨海公園、行徳野鳥保護区とその富津で繁殖しており、生息域を広げるたくましい野鳥として紹介されるようです。
紹介するのはかまいませんが、問題はその取材姿勢です。
いくらTVといってもやりすぎだと思います。
セイタカシギは営巣時人などがなわばりに入ると、飛びながら鳴いて激しく、威嚇します。
相当鳴いたと目撃者は話しています。
 TVなので当然いいとこ撮りでしょう。
営巣放棄も都合よく解釈して放送すると思います。
どう正当化するのか別の意味で楽しみです。
番組を見られる方はぜひこのコメントを踏まえて見てください。

2001/01/20(土) 18:39
生き物地球紀行「セイタカシギ」は予想に反せず、上手く正当化され物語を作っていました。
一貫して「たくましさ」を強調していましたが、営巣場所を放棄させ、移動させたにもかかわらず、「たくましさ」という言葉でごまかしていたのはなんとも情けない。
あの番組で最も「いかにも」というシーンは女性リポータが「巣の様子を見てみましょう」と迷彩テントに入るシーン。
巣の目の前にカメラをしかけてあるので遠方で見ているはず。
テントは不必要のはず。
いかにも、遠くからやさしく見守っています。
みたいなようにしてテントでごまかしていました。
情けない。