ちかごろ思う事

 

少子化について

2000年8月1日

一人の女性が子どもを産む数がとうとう1.34人になってしまった。
政府は一人の老人を3人の人が養っていかなくてはならない。
などと言っているがそんな問題だろうか?
一人の女性が二人の子どもを産んで全員無事に育ってやっと人口が維持できるわけである。
ということは、
今の状態が続くと一世代後には日本の人口は今の1.34/2以下になってしまうということである。
すなわち0.67/1つまり2/3以下になってしまうわけである。
一世代で4200万人もいなくなってしまうわけである。
東京、大阪、名古屋、横浜、神戸を足してもまだ足りない数の人がいなくなってしまう。
一世代後には家はがらがら、道路もがらがらの状態になるわけだ。
人口減少もゆっくりしたものら問題は少ない。
江戸時代は3000万くらいだったのだから。
しかし、80年で4000万、10年で500万、
毎年50万以上の人がいなくなるのは問題であろう。
政府は消費が伸びないと言って嘆いているが、
その一つは人口の高齢化にあるのではなかろうか。
今人口が増えているのは死ななくなったためで、
平均寿命がピークになれば急速に減り出すことは目に見えている。
つまり消費が増えないのは、
お金を使う年齢の人が減り始めているということだと思う。
政府の目標通り前年より製造も増やし、
消費も増やしていくと日本はとんでもない国になってしまわないだろうか?
そしてその対策には二つあり、
一つは人口の減少をもっと緩やかにすることである。
その対策に移民を入れろという人もいるが、
例えば1000万人の移民を入れたとすると、彼らは5人も6人も子供を産む。
しかも20才付近で。
日本人は30年周期で1.34人だ。
これではあっという間に日本は大和民族の国ではなくなってしまう。
移民対策はその覚悟の上で行って頂きたいものだ。
もう一つは人口の減少に見合った総合計画。
つまり総生産と消費の目標を立てていくことではなかろうか?
そして、日本は消費の拡大をせよ!
と言っている国に対してきちっと説明をしてもらいたいものだ。

Akihiko Fukada