ちかごろ思う事

 

河合塾の大学入試問題作成に思う

2000年3月13日

先日の新聞に、河合塾が大学入試問題の作成を請け負うとの記事が出ていた。
理由は大学がよい入試問題を作成できないことにあるようだ。
金額は1校百万から二百万円とのこと。
それが高いか安いかは別として、河合塾には大宣伝になったことと思う。
それに関して各紙ともあまり賛成ではない雰囲気が感じられた。
文部省も賛成はしていないようだった。
予備校が入試問題を作ることに関してどうしたものだろうか?
というコメントのようだった。
しかし、どうも少し違うように思われる。
大学というのは、学問をするところであり、人材を育成するところである。
どんな人材を育成したいかは各大学によって差があり、
当然それは教育内容に違いが出てくる。
だから入学してくる学生達も、大学の期待に添える人たちが入ってきて欲しいはずだ。
だから大学は入学試験を行い、希望の学生を入学させるのだ。
だから大学は入試問題の作成には全力を傾けなければいけない。
それを予備校に依頼するということは、何のポリシーも持たない大学としか思えない。
それなら講義も予備校の先生にして貰ったらどうだろう?
そんな大学は必要ない!

Akihiko Fukada