ちかごろ思う事

 

新春に思うこと

平成13年1月7日

明けましておめでとう御座います。
本年もよろしくお願い申し上げます。
今から10年前、48才の年賀はがきに、もうすぐ50代だ!たいへんだ!
もうその後は60代になってしまう!
この10年何をしたらいいだろうか?という意味のことを書きました。
そして、翌年の年賀はがきにこの10年はワインと鳥と子どもの心身症をやることにしましたと書きました。
あれかから10年、その総括と60代に何をするのか考える時期になってしまいました。
50代にする事に関しましては、HPにも書いてありますように一応の成果を上げられたと思っております。
そしてその後は何をするのか?
以前は60才でもう診療は辞めて自分のしたいことをしていこうと思っておりました。
ところが先日、自分が病気になって入院する夢を見ました。
その時、もうこれで小児科診療は出来ないのか!と打ちひしがれていました。
ワインが飲めない、鳥が見られないという想いは出てきませんでした。
どうも自分は小児科診療から離れられないようです。
そういえば今の自分の診療形態は10年前と比べて、患者数こそ減少したものの
(患者数が減少したからこそ?)随分充実したように思います。
なにか、今頃になって小児科医に近づいたような気がします。
ですから、しばらくこの路線は続けていくことにします。
鳥に関しては、今まで自分は keen birder と呼ばれる、
珍鳥が現れれば何処へでも飛んでいって見る鳥屋さんでしたが、
これは少し改めたいと思っています。
でも、情報を頂ければやっぱり飛んでいってしまうと思いますが。
鳥の住む環境、そこにいる他の動物や植物達にも目を向け、
naturalist の道を歩んでみたいと思っています。
ワインに関しては美味しいワインを好きなだけ
(たくさんという意味ではありません)飲みたいです。
義理で飲むお酒は辞めることにします。
それから新しいことを何かしたいと思っています。
それは還暦までに後1年ありますからじっくり検討して来年の年賀に書くことにします。

Akihiko Fukada