ちかごろ思う事

 

日本列島いじめの体質

平成13年3月1日

その1 森総理大臣
 今子供達のいじめが問題になっているが、これは大人の世界を真似しているように思われる。
何かちょっとでも後ろを見せると寄ってたかって叩かれる。
マスコミはそれを言論の自由だと言うが、それなら各社意見が分かれても良さそうなものだが、異口同音に同じ意見である。
そしてテレビでは物知り顔の善良なおじさんおばさんが登場し、
「ホントにもう少しお考えいただかないと、私たち国民はたまりませんわねえ」
などとさも解ったようなことをのたまわる。
しかし、よく見ると、いじめられる職業は限られているようだ。
政治家、お役人、金貸し(銀行員)、芸能界それに医療関係者である。
森首相の巻
あの方ほどたたき放題たたかれた方も少ないのではないか?
マスコミはあの方の演説を細かく分析し、これは使えるという部分があると、
彼らの必要とする一行のみ書き出し、馬鹿殿がまたやったぞ!と大騒ぎする。
日本中のマスコミが書きたてる。
テレビも待ってましたとばかりに例のおじさんおばさんが登場して楽しそうな「いじめ座談会」を始める。
そんな悪い人なら首相になる前から攻撃すればいいと思うのだが、歴代首相とも、なる前は割合評判がいいようだ。
いじめる側はその落差が大きいほど楽しみも大きいのかもしれない。
潜水艦との接触事故も、何かえらく楽しそうにゴルフをしている首相が写っていた。
森さんは冬でも半袖でゴルフをするのかなあ、大したもんだと思ったら、以前の映像だったらしい。
どうして各社とも楽しそうにゴルフをする森さんの映像ばかりを探してきたのだろう?
野党も国会で盛んに総理の資質がないと追求している。
政治家の資質はその政策にあるのではないか?
森さんに政策なんかあったかなあ?
そういえばまず経済の建て直し、IT改革の実施、教育改革だったような気がする。
誰も文句言わないところを見ると、ひょっとすると非の打ち所がないのかも?

Akihiko Fukada